Windows10で全角半角入力切り替えをMac風にする方法

スマートな全角日本語 ⇔ 半角英数字切り替えもMacの魅力のひとつですよね。

切り替えの かな と 英数 がスペースキーの左右にあり、親指で簡単に切り替えられる。一方、Windows左上の端っこにある半角 / 全角 を押す必要があり面倒。

ただ、実はWindows10でもMac風に設定することが可能です。

今回はWindows10デフォルトのIME、Microsoft IMEで 変換 無変換 で全角日本語入力と半角英数字入力に割り当てる方法を解説します。

現行のMicrosoft IMEではMac風に設定する方法はすごく簡単です。

以前もWindows10で全角半角切り替えをMac風に設定できたんですけど、設定が若干面倒でしたが、要望が多かったためかアップデートでかなり簡単になりました。

なお、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を使えば以前の設定画面で昔のやり方で設定可能です。その辺りも併せて解説します。

設定手順

Logicool K835の無変換・変換キー

まず現行Microsoft IMEでの設定手順。変換で全角日本語入力、無変換で半角英数字入力に切り替えます。Macと同じで右親指で日本語に、左親指で英語にって切り替えですね。

しかも従来通り変換中は変換キーとして使えるのがまた優秀。ちなみに画像のキーボードは私が大好きなLogicoolのメカニカルキーボードK835

  1. 右下のMicrosoft IMEアイコンを右クリック
  2. 右クリックメニューの「設定」
  3. キーとタッチのカスマイズ
  4. 各キーに好みの機能を割り当てるをオンに
  5. 無変換キーを「IME-オフ」に
  6. 変換キーを「IME-オン」に

以下スクショつきで解説しますので、これだとわかりにくい! って方は併せてどうぞ。

設定手順〜スクショを添えて〜

タスクバーのMicrosoftIMEのアイコンを右クリック
タクスバーの右端の方にあります

まず画面右下、タスクバー右側にあるMicrosoft IMEを右クリックします。

Microsoft IMEアイコンは「あ」とか「A」と表示されています。バツ印の場合はIMEがオフなので、メモ帳など文字入力できる場所にカーソルをあてれば表示が変わります。

歯車マークの設定をクリック
歯車マークの設定をクリック

右クリックメニュー内にある「設定」をクリックします。

右クリックしたあとの表示が違う場合、Microsoft IME以外のIMEがオンかも。その場合はCtrl + Shift でMicrosoft IMEに切り替えてください。

Microsoft IMEなのに右クリックメニューに「設定」がない場合は「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定になっているかも。

その場合の対処方法も本記事内にあります。コチラをクリックでスキップします。

キーとタッチのカスタマイズをクリック
キーとタッチのカスタマイズをクリック

設定ウィンドウが表示されます。

「キーとタッチのカスマイズ」をクリック。

各キーに好みの機能を割り当てるをオンに
各キーに好みの機能を割り当てるをオンに

「各キーに好みの機能を割り当てる」をオンに。

これでキーの設定ができるようになります。

無変換キーをIME-オフ、変換キーをIME-オンに設定
無変換キーと変換キーの部分を設定変更

無変換キーを「IME-オフ」に設定。

変換キーを「IME-オン」に設定します。

これで変換を押せば全角日本語入力、無変換を押せばMac風になります。

「IME-オン/オフ」に設定すれば、押すたびに全角日本語 ⇔ 半角英数字切り替えにすることもできます。半角/全角キーと同じ使い方ですね。

Macを使う予定のない方は変換キーだけで両方切り替えできるように設定するのも使いやすいと思います。

(私はMacも使っているため、切り替え方法を揃えたい派)

以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う設定になっている場合

旧Microsoft IMEの右クリックメニュー表示
「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定だと右クリックメニューがこんな感じ

Microsoft IMEの右クリックメニューが画像の表記の場合、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定になっています。

ただ、この状態でも「変換」を全角日本語入力、「無変換」を半角英数字入力切替にし、Mac風にすることはできます。

「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定をオフにすれば本ページ上記で紹介した方法で設定できます。

また、「以前のバージョンの〜」設定のままでも別の設定方法で変換・無変換キーに切り替えを設定可能。以下、それぞれの設定方法を解説します。

「以前のバージョンの〜」をオフにする

以前のバージョンをオフにする方法は下記。

  1. Windows10設定画面を開く
  2. 時刻と言語
  3. 言語
  4. 「日本語」を選択しオプションをクリック
  5. 「Microsoft IME」を選択しオプションをクリック
  6. 全般
  7. 「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオフに

で、「以前のバージョンの〜」をオフにしたら、本ページにある手順で無変換キーを「IME-オフ」に、変換キーを「IME-オン」にすればOKです。

しかし設定階層がなかなか深いですよね。

別記事ではスクショも添えてもう少しわかりやすく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

以前のバージョンの〜をオンのまま設定する方法

こちらの方法なら「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」がオンのままでも設定可能です。

旧Microsoft IMEの仕様じゃないと使えないようなカスタマイズをしている方はこっちで設定してください。これ自体、旧Microsoft IMEでMac風にするときの設定方法です。

  1. 画面右下のMicrosoft IMEのプロパティを開く
  2. 詳細設定をクリック
  3. 編集操作項目 キー設定横にある「変更」をクリック
  4. 無変換の横にある「かな切替」をダブルクリック
  5. IME-オフを選択しOK
  6. 変換の横にある「再変換」をダブルクリック
  7. IME-オンを選択しOK
  8. OKを押して適用

詳細は下記記事で別途解説していますので、併せてご確認ください。