モノクロ・白黒になったパソコン画面の戻し方 – Windows10

2018年2月6日

モノクロ(白黒)になったパソコン画面の戻し方

上記画像、草の部分だけ緑ですけど緑に見えていますか?

突然パソコンの画面が白黒になって困った、なんてことありますよね。

実はWindows10はカラーフィルター設定で画面を白黒にできるのです。

ケーブルのやモニターの故障など原因は考えられます。が、

画面がモノクロ映画みたいになったとき、大抵はショートカットキーで誤ってカラーフィルターをオンにしてしまったせいだったりします。

なお、本記事の最後に白黒だと見えず、カラーだと見える画像をご用意しました。切り替え方法を覚えたらぜひ楽しんでみてください。

画面を白黒からカラーに戻す

Windows10では画面を白黒、いわゆるグレースケールにしてモノクロにしちゃえます。

白黒になってしまった場合はまずショートカットキーを押してみましょう。

  • Ctrl + Win + C

キーボードの左下にあるCtrlキーを押しながらWindowsマークのキーも押し、そのままCキーを押す。

この手順で3つのキーを全て押した状態にします。順番が違うとそれぞれのキーを押したものとして動くので注意。

(ただし、Windows10の設定でショートカットキーが有効になっていないときかないので後述する設定画面で切り替えてください)

通称コピペよく使うコピーのショートカットキー span class="kbsc">Ctrl + C に、Ctrlキーのすぐ隣にあるWindowsキーが混ざるだけでカラーフィルターのショートカットキーになります。

そのせいで間違えて白黒にしてしまう人が続出しているようです。

白黒表示だと何も見えない不思議な画像

白黒の人にはグレーにしか見えない画像。

ちなみに ↑ の画像は白黒状態だと文字が見えず、カラーだと浮かび上がる面白画像です。

ショートカットキー(Ctrl + Win + C)で白黒 ⇔ カラーを切り替えてお楽しみください。

ちなみにこの画面の白黒 ⇔ カラー設定切り替えはWindows10の設定画面でも変更可能です。

また、設定上でショートカットキーが無効になっている場合は上記ショートカットキーでは白黒からカラーに戻すことができません。

(誤操作で画面が白黒になる人が多かったようで、あとから無効設定が追加された模様)

ショートカットキーがよくわからない or ショートカットキーが効かずうまく戻せなかった方は下記をお試しください。

Windows10設定画面からもカラーに戻せる

Windows10画面を白黒から戻す方法 カラーフィルターの設定画面

ショートカットキーでうまくいかないときは、Window10の設定画面から戻す方法もあります。

  • スタートメニューの歯車ボタンで設定画面を開く
  • 「簡単操作」をクリック
  • 「カラー フィルター」をクリック
  • 「カラー フィルターをオンにする」をオフに

この画面上で先にご紹介したショートカットキーの有効・無効設定もこの画面でできます。操作ミスで白黒にならないようにしたい方は無効にしちゃいましょう。

「ショートカットキーを使用してフィルターのオンとオフを切り替える」のチェックをつけていればショートカットキーが使え、チェックを外せば効かなくなります。

なお、設定画面ではグレースケール(白黒)以外のカラーフィルターを設定することも可能。

画面を反転させたり色覚異状の方向けにカラーを変えることができます。

(言い方が悪いとして最近は言わなくなりましたが、昔は色盲、色弱と言われてた)

反転では遊戯王に出てたブラックマジシャンのブラックマジックごっこができて楽しい(古い)

なお、カラーフィルターがオフなのに画面が白黒になる場合はWindows10の設定ではなく、ほかが原因と思われます。

Windows10の設定が白黒化の原因ではない場合

画面白黒の原因がWindows10のカラーフィルター設定が原因ではない場合、下記が原因と考えられます。

  • モニターの設定、故障
  • モニターとパソコンをつなぐケーブルの接触不良、故障

ケーブルの接触不良、故障の可能性

これまた原因としてあるあるなのがパソコン本体とモニターをつなぐケーブルの接触不良

電源ケーブル以外にパソコンをモニターにつないでいるケーブルがあるはずなので、これを一度抜いて深く差し直してみましょう。

稀ではありますが、ケーブルも無理に曲げてしまって破損したり、経年劣化により故障してしまうことも。

その場合は試しに他のケーブルを用意してつけかえてみれば確認可能。

ノートPC本体の画面が白黒の場合は別ですが、外付けモニターにつないだ時だけ白黒になる場合はケーブルがダメな可能性が高いです。

HDMIケーブルなど、今使っているもの同じく規格のケーブルを用意して付け替えてみましょう。

モニターの設定、故障の可能性

また、モニターの設定で彩度を下げてしまったモニターの故障により白黒になっている可能性もあります。

確認方法は簡単で、他のモニターにつないでみればオッケー。

予備のモニターがなくても、今どきのテレビにはHDMIなど何かしらの入力端子があります。

そして今どきのパソコンならノートPCでも画面を出力する端子があるので、つないでみましょう。

HDMI規格ならHDMIケーブルでつなげばオッケーです。

実際にケーブルを用意するときにはモニター or テレビとパソコンの端子に合わせましょう。

規格(端子の形)が違っていても変換ケーブルでなんとかなることもあるのでので、Amazon先生に見繕ってもらってください。

モニターの設定が問題であれば彩度を上げればまたカラーになるはずなので、設定方法についてはGoogle先生に訊くか説明書 or 製造メーカーに問い合わせてみてください。

モニターの故障の場合は、残念ながら新しいモニターを買うか修理するしかありません。

画面を白黒にするメリット・必要はある?

色覚異状用のフィルターはともかく、白黒は一体どういう使い方を想定してこの機能つけただろう。

なんて思いながらも、適当に使っています。私がよく使っているオススメな使い方をいくつかご紹介しましょう。

文章に集中したいとき

Windows10のカラーフィルターによる白黒表示は、特にネットやPDFの文章、テキストなどを読むときに地味に役に立ちます。

テキストメインのサイトやファイルなのにカラフルだったりやたら目立つ画像があるとうっとうしいので、少しでも文章に集中できるように白黒にします。

あとは気分ですね。モノクロな雰囲気もたまにはオツなもの。

ちなみに白黒カラーフィルターをかけた状態でPrintScreenボタンを押すと白黒のスクショが撮れます。豆知識。

画像加工でモニター・データの色をみるとき

Windows10の白黒カラーフィルター機能、Photoshopなどで画像加工するときに役立ちます。

私はあまりいいモニターを持っていないので、モニターの白が本当に白く出力されているのか、データ上本当にその色なのかがわからなくなることがあるんです。

たとえばデータは真っ白なのにバックライトの黄ばみで黄色っぽく見えることもあるし、室内のライトなど環境光がかぶっちゃうこともありますし。

特に写真の場合、グレーやシルバーも微妙に黄色がかっていたり青みがかっていたりで純粋なグレーではないことも。

画面を白黒にすれば余計な色のないグレースケールで画面が表示されるので、その状態で黄ばみや余計な色があればそれはデータの色ではなくモニターもしくは環境光のせいとわかります。

Photoshopの機能を使えば不要といえば不要ですが、ネット上の画像をPhotoshopで読み込まずに確認したいときなどに使えるテクニックです。

まとめ:モノクロ・白黒になったパソコン画面の戻し方

  • パソコンが白黒表示になった場合、Windows10のカラーフィルター機能が作動している可能性が高い。
  • Ctrl + Win + C もしくはカラーフィルター設定画面からカラーに戻すことが可能。
  • Windows10の設定ではない場合、モニターの設定を確認。
  • モニターやモニターとパソコンをつなぐケーブルが故障している可能性も。

あまり役に立つわけではありませんが、パソコンで映画やドラマ観るときなんかあえて白黒にするとモノクロ映画みたいで趣があって面白いです。

どうせなら映画館っぽいノイズも入れてくれるローファイフィルターとかセピアフィルター機能もあったら面白そうですね。