Photoshop2024にヤバいAIがやってきた！【Adobe Firefly】
Photoshop2024でついに超便利AIが搭載されました！
その名もAdobe Firefly。
ちょっといじってみたけどこれが結構楽しい。可能性を感じますね。
ChatGPTといいFireflyといい、AIはどんどん身近になるなぁ。
AIって言ってもIllustratorのことじゃなくて、人工知能です。ChatGPTみたいな。
ちなみにPhotoshopで先に搭載されましたけど、Illustratorにも搭載される予定です。
……Adobe Senseiはどこいった？
プロンプト＝単語を打ち込むだけで描き変わる
Photoshop2024を開いたらチュートリアル的なのが始まったので、そのままちょっといじってみました。
サンプル画像の真ん中にある建物が選択されていたので、Fireflyに「和風の家」と打ち込んで「生成」をクリック。
日本語対応です。
ちなみに、このFirefly用のウィンドウは「コンテキストタスクバー」っていうらしい。
表示されない場合はウィンドウ > コンテキストタスクバーで表示させられます。
和風の家……かなぁ？
とは思うけど、単語を打ち込むだけでできるのはすごい。
ただ描き変えるだけでなく、バリエーションを3種類提案してくれるので、そこから選べばOK。
そこにも気にいるものがない場合には、おかわりでさらに3種類生成させられます。
（ただ、使ってみた感じでは、最初の3つでいいのがない場合は生成用のプロンプトを変えた方がよさそう）
画像でお気づきかもですが、Fireflyで生成した部分は別レイヤーとして分かれます。
選択範囲もマスクとして保存されるので、後から細かい調整もも可能です。
ちゃんと使い勝手も考えてますね。
写真自体を大きくできる
Adobe Fireflyなら写真に存在しない部分をAIが自動補完してカンバスサイズを拡げられます。
例えば上の写真を正方形っぽくしてみます。
切り抜きツールなりカンバスサイズなりで画像を広げます。
あとは生成ぬりつぶしを押せば、画像が存在しない透明部分を補完してくれます。
それもかなり自然なんですよね。違和感なし。
正直、この機能が一番感動した。
で、最終的にこうなりました。クイック選択ツールとかクイック選択ツールで適当に選択して「雪山」とか「滝」って入力しただけ。
ここまで30分もかかってません。
和風の家と後ろの森との境目とか滝の具合とか怪しい感じのところもあるっちゃあるけど、この程度の時間でここまでできるならすごい。
著作権もクリアされてる
しかもこのAIのヤツ、著作権問題もクリアされてるので安心して使ってOK。
基本的にAdobeが運営するストックフォトサービスAdobe Stockから素材を持ってきているので問題ないんだそう。
まとめ
AIの画像自動生成系のサービスは最近結構流行ってますけど、ついにPhotoshopにもきた、って感じです。
といってもイラストを作るというより、写真を修正していく、って感じ。Photoshopだし当然か。
今回は家を変えたり後ろの山を崖を滝に変えたり、ぐらいしかしてないですけど、オブジェクトを増やしたり色々できるみたい。
しかもAIなので、今後どんどん進化していくんでしょうね。
なお、AIを使ったことはメタデータ上に埋め込まれるとのこと。
ただ、私がbridgeで見た限りそれらしきは見当たらないような。
CAIでわかるみたいなことも書いてあるけど、正直画像のメタデータの修正自体そこまで難しくないし、実際、隠そうと思えば隠せそうな気はします。
といっても、正直AIを使おうが使うまいが、出力された画像さえよければそれでいい気はするんですけどね。
PhotoshopにせよAIにせよ、道具は道具ですからね。
イラストの盗作に使えそうな感じでもなしい、著作権もクリアできてるなら別に気にしなくていいような。