Karabinerを入れたらJISキーボードがUS配列で認識される場合の対処方法 – Mac

AppleMacbookイメージ

丸括弧()の位置がズレたりダブルクォーテーション”で@がでたり。

MacのキーボードがUS配列で認識されること、稀によくありますよね。

先生のこと母ちゃんって呼ぶぐらいにはある。ママァーッッ!

で、原因は十中八九Karabinerです。

(Karabinerナニソレ使ってないって方は、前回の記事で直し方を解説しています)

使い方によって設定方法が異なる

設定自体は簡単。

ただ、Karabiner使い方によって設定方法が違うので、下記ご確認のうえご自身の適した方を選んでください。

  • JISキーボードはKarabinerでカスタマイズしていない → 対処方法1
  • JIS配列 / US配列両方ともKarabinerでカスタマイズして使う → 対処方法2

対処方法1の方がシンプルで楽なので、JISキーボードはKarabiner適用させなくていいって方は対処方法で対応してください。

対処方法2はJISキーボードもUSキーボードもKarabinerでカスタマイズしたい欲張り満漢全席ハッピーセットな方向けです。

なお、どちらでも設定するのはKarabiner-Elementsの方。Karabiner-Eventsは特に触りません。

対処方法1:JISキーボードをKarabiner適用外にする

Karabiner-Events上でJISキーボードのModifyeventsをオフに
JISキーボードのModify eventsをオフに

JISキーボードもUSキーボードも使う。

けど、JISキーボードはKarabinerでカスタマイズしないならこの方法がシンプル。

Karabiner-Elementsを立ちあげたら、下記で対応すればOK。

  • 左メニューのDevicesを選択
  • JISキーボードのModify eventsをオフにする

上記画像の例ではMacBook本体のキーボードをオフにしています。

ただし、Karabiner上でオフにしたJISキーボードは当然カスタマイズが効きません。

なので、JISキーボードもKarabinerで設定したい方は対処方法2で対応する必要があります。

なお、⇪CapsLockや⌘Commandなど、修飾キー関連はKarabinerなしでもカスタマイズ可能です。

Macのシステム設定からカスタマイズする方法を別記事で紹介していますので、下記よりどうぞ。

Macの⇪CapsLockに⌘Commandを割り当てる方法 – Ventura対応

対処方法2:Karabiner-Elementsで都度切り替える

Karabiner-EventsのVirtualKeyboardを設定する
この状態でANSI(US配列)とJIS配列を都度切り替える

JISキーボードもUSキーボードも使うし、両方Karabiner-Elementsでカスタマイズしたいって場合。

Karabiner-ElementsのVirtual Keyboardで都度切り替える方法をとります。

VirtualKeyboard上にJISJapaneseを設定
最初はJIS配列の設定が必要

最初はUSキーボード用のANSIしか設定されていないので、JISの設定を追加する必要があります。

  • 左メニューのVirtual Keyboardを選択
  • Country codeにJIS(Japanese)を追加

あとは、JISキーボードを使うときはラジオボタンをJISに。

USキーボードを使うときはANSIに設定すればOK。

ANSI=US配列を意味します。

Country code追加したあとはMacの再起動か再ログインが必要です。

赤文字で「Log out is required to apply keyboard type changes」と表示されていれば再起動が必要な状態。

しかし、一度再起動すれば以後は再起動なしで切り替えできるようになります。

設定した分だけ無料で切り替えられちまうんだ!

ただ、この方法だと地味にめんどくさいですよね。

JIS配列、US配列のキーボード両方並べて「絶対守護領域展開! フハハハハハ!」とかできませんごめんねルルーシュ。

そんな方向けに、以下第3の選択肢もご用意しました。

第3の選択肢:キーをひとつずつJIS配列にカスタマイズ

こちらも対処方法2と同じく、JIS配列もUS配列も両方使うし、どっちもKarabinerでカスタマイズしたい方向け。

設定上はUSキーボードの配列のまま、キーをひとつずつJIS配列に設定すればいける。かも。

iner-ElementsのSimple Modifycationから設定したいJISキーボードのUS配列と違う部分をひとつずつJIS配列にします。基本的には記号類ですよね。

これならキーボードを変えるたびにKarabinerの設定を変える必要もありません。

ただし、最初の設定がパワープレイすぎてあまりに面倒です。

と言いつつ、私もこの第3の対処方法は試したことがありません。

なにせめんどくさすぎる!

Karabinerはかなり細かくカスタマイズできるので実現可能なはずだけど、実際できるかはやってみねばわからぬ。

試した方、コメントで「できた」「⚪︎⚪︎が原因でできなかった」など情報いただけると助かります。

ただの愚痴

以前はこんな面倒な仕様じゃなかった。Karabinerはもっと神アプリだったはずだ……!

ご存じの通り私は群馬の石油王、窓から投げ捨てて新しいもの買いたいぐらい。

しかし2000兆回買い直したところで変わらないんですよね。

Virtual Keyboardの設定をキーボードごとにできればいいんですけどね。

そこはKarabinerのアップデートに期待。

と言いつつ私自身は対処方法1で対応できているので現状そこまで困ってなかったりします。

外付けのUSキーボードのかな・英数切り替えのために使ってるだけで、MacBookAir本体のJISキーボードはKarabinerに入れずに使っているので。

つまり、Karabinerの開発陣には石油ビタ1Lとて支援する気はない!