【対応・設定方法解説!】Googleアナリティクスのデータが消えちゃう 「 一般データ保護規則(GDPR)に関する重要なお知らせ 」

googleアナリティクス

Googleアナリティクスを使っている方、Googleアナリティクスのデータがヤバい。(語彙力もヤバい)

いますぐなう至急対応、即対応、要対応、速攻対応でとにかくいますぐやらないといけません。

Googleから「 一般データ保護規則(GDPR)に関する重要なお知らせ 」のメールを受け取ったはいいものの、深く考えず放置した方がほとんどかと思います。

でもそれヤバいよ!早くしないとGoogleアナリティクスの過去データ消えちゃうよ!

おいらも消えちゃうよソフィー!

要約:Googleアナリティクス、昔のアクセスデータ消えるようにしたからよろしく。

端的にいえば、Googleアナリティクスのデータ保持期間、つまりみられる古いデータの期間が設定できるようになりました。いままでは期限無制限で取り続けて保存してくれていたので余計なお世話、改悪といえば改悪です。

設定できるようになるだけなら別に害はないのですが、既存サイトの保持期間設定勝手に26か月設定にされてしまいます。(おそらくですが、新規で登録したサイトのデフォルト設定も26か月にされると思われる)

5月25日以降、順次26か月を超えた分の古いデータは消失し、確認することができなくなります。

しかし、実は今まで通り無制限の設定も可能です。至急対応しましょう。カルシ〇ァーの火が消えてしまう前に……!

Googleアナリティクス 保存期間設定手順

  • 左メニュー内 管理 をクリック(一番左下にある歯車マーク)
  • トラッキング情報 をクリック
  • データ保持 をクリック
  • ユーザーデータとイベントデータの保持 のプルダウン「 26か月 」を「 自動的に期限切れにならない 」に変更
  • 保存をクリック
  • プロパティ(サイト)の分だけ繰り返すこと!

なにはともあれGoogleアナリティクスにアクセス&ログイン。下記リンクをご利用ください。

あとで画像も付けて解説しますが、一番大事なのはデータ保持期間設定を「 全プロパティ=全サイトに設定する 」こと

データ保持期間の設定はプロパティ=サイトごとに行います。

なので、複数サイトのデータをとっている場合、Googleアナリティクスに設定してあるサイトひとつひとつに設定してやる必要があります。

2番目手順の手前にある「 トラッキング情報 」を押す前に、上にあるプロパティタブでサイトを切り替えられます。

面倒ではありますが、忘れずに全サイト分設定しましょう。

画像付き設定方法・手順

データ保持期間の設定方法 Googleアナリティクス内にログインし、管理ボタンをクリック

Googleアナリティクス内にログインし、管理(歯車マーク)をクリック。

まずはGoogleアナリティクスにログイン。

一番左にある「 管理 」をクリックします。(歯車マーク)

トラッキング情報、データ保持をクリック

トラッキング情報、データ保持の順にクリック。

つづいて「 トラッキング情報 」をクリック。

するとタブが開くので、続いて「 データ保持 」をクリックします。

自動的に期限切れにならないを選択し保存。

データ保持期間設定画面が表示されます。

「 ユーザデータとイベントデータの保持 」が26か月になっているので、プルダウンメニューから「 自動的に期限切れにならないを選択し保存 」を選択。

あとは保存を押して完了です。

サイトが複数あれば、全サイトで設定する必要有り

サイトプロパティごとにする設定必要がある

データ保持期間はサイトプロパティごとにする設定必要がある。

先述の通り、Googleアナリティクスのデータ保持期間はサイトプロパティごとに設定する必要があります。

トラッキング情報をクリックする前の段階で「 プロパティ 」下にあるサイトのプロパティ名をクリックするとGoogleアナリティクス上に登録されているサイトプロパティがプルダウンメニューで表示されます。

ここで選んでプロパティを変えながらひとつひとつデータ保持期間を設定していきましょう。

Googleアナリティクスに複数のプロパティ(サイト)を登録している場合は、サイトの数だけ繰り返します。

GDPRとは?

私ごときの浅めの理解でざっくり解説しますと、GDPRとはEU(欧州経済地域=EEA)の企業&EU地域の人々が利用するサイト&アプリで広告出す事業者に対して施行される新しい個人情報保護法。

われわれ黄金の国ジパングに住まう一般人には直接関係のない話。しかしGoogleは「 EU地域の人々が利用するサイト&アプリで広告出す事業者 」に該当するため、対応を余儀なくされたワケです。

(なんだか2006年のRoHS指令を思い出しました。無鉛ハンダ使いづらくて嫌い)

で、その一環として、Googleアナリティクスで提供するデータに保持期間にデフォルトで期限をつけるようになったと。

日本語で来たメールだけ見ると

Google は一般データ保護規則を遵守し、お客様がこの規則を遵守できるようにサポートするため、次の取り組みを行います。
パーソナライズド広告以外の広告を表示するサイト運営者またはパブリッシャーをサポートするためのソリューションを提供します。

  • お客様のサイトやアプリで欧州経済地域のユーザーを対象に広告の配信と測定を実施する第三者を選択できるよう、(略)
  • 一般データ保護規則に基づいて加盟各国で個別に定められた年齢に満たない子供(略)。
  • Google アナリティクスをご利用のお客様がデータの保持と削除を管理できるよう新しい設定を提供します。
  • IAB Europe などの業界団体との連携を含め、(略)

4月18日頃よりGoogleから送信されているメール 「 一般データ保護規則(GDPR)に関する重要なお知らせ 」より。

「 Google アナリティクスをご利用のお客様がデータの保持と削除を管理できるよう新しい設定を提供 」がこの新機能のことなんでしょう。

勝手に設定するとは特に書いていないのですが、3月23日頃にきていた英文メール「 Important updates about the General Data Protection Regulation (GDPR) 」にはちゃんと書いてあったとかないとか。

日本語のメールですらちゃんと読まなかった私には縁のない話ですが。

まとめ:GDPRによりGoogleアナリティクスのデータ保持期限が26か月に

  • Googleアナリティクスのデータ保持期間のデフォルト設定が無制限から26か月保持に強制移行。
  • いままで通り無期限に設定し直すことは可能なので、至急対応すべし。
  • 5月25日までに対応、設定しないと26か月以前のデータが消える。