【ロリポップが爆速に】PHP7.1モジュール版でサーバー応答速度を劇的改善

サーバー応答速度イメージ

Googleがページの表示速度も検索表示順位に反映すると発表して以来、SEO対策として表示速度の改善に取り組んでいらっしゃる方、多いかと思います。

が、WordPressのテーマ、CSSなどの設定ではどうにもならないのがサーバーの応答速度

中でもサーバーレンタル料金が格安なロリポップは遅いとされ、Xサーバーなどに引っ越す方も多い模様です。

だけどもう大丈夫。わざわざ面倒な手順踏んで引っ越さなくていいから。

ロリポップの管理画面から。PHPのバージョンを変えるだけでめっちゃ早くなるから。

実際に本サイトもサーバー応答速度を改善

実際に本サイトもPHPバージョンを5.6CGI版から7.1モジュール版に切り替えたところ、速度が物凄い改善しました。

Google PageInsitghtsで測定した結果。

  • PHP5.6CGI:2.2秒
  • PHP7.1モジュール:0.25秒

劇的ですね。ロリポップ公式ではスピードが7倍になったと謳っていましたが、大げさでもなさそうなデータがでました。

環境にもよるかとは思いますが、サーバーの応答速度が10分の1近くまで減ったわけです。素晴らしい。

ちなみにGoogle的には2秒以上はもうダメ。いろいろな実験結果、離脱率がガンガン上がるとしています。

反対にGoogle的にベストなのは200ms以内、つまり0.2秒以内。

つまり、応答速度が遅いと不評なロリポップでもアウト圏外からGoogleのオッケーラインまで肉薄できたわけです。

設定方法もロリポップの管理画面するだけで簡単。サーバー引っ越しの手間とは比べるべくもないので、この手間でこれだけスピード上がってくれればよいかなと。

SEO対策としてだけでなく、単純にせっかく見に来てくださった方、またサイト内でほかの記事にも手を伸ばしてくださった方に表示が遅いのは申し訳なかったので、この結果には満足。

自分自身もサイトを確認する度に「 うおおお早くなったおいいい 」と毎度満足

ちなみにSEO対策とか抜きで、うれしかったのはWordPress管理画面の画面遷移も早くなった点ですね。

どのボタンをクリックしても反応が早い。

PHP7.1モジュール版の対象はロリポップのスタンダードプラン、エンタープライズプラン

残念ながらPHP7.1モジュール版が対応しているのは、ロリポップのスタンダードプラン、エンタープライズプランのみ。

ロリポップサーバーにWordPressサイトを置いている方で多いであろう、月額250円のライトプランは非対応です。

が、もちろんライトプランからスタンダードプランに格上げするだけで使用可能です。

月額が上がるといっても月250円から500円に上がるだけ。

私自身ロリポップのアカウントはいくつか持っているのですが、そのうちライトプランのアカウントを一つスタンダードプランに格上げしました。

サーバー応答速度の遅さにより今後順位が上がらず下がり続けることを考えたら……

今後ずっと続くSEO対策の一環として月額250円なら安いものでしょう。

データベースが複数使えるようになるので、WordPressサイトごとにデータベースも分けられるし。

(分けなくてもいけますが、サーバーに無駄な負荷がかかるので分けた方が無難)

もし月250円の出費が痛いようなサイトしか作れていないようなら、サーバーの応答速度よりももっと手を付けた方が良いでしょうけども。

しかしサーバー応答速度が原因でアクセスが集まらない → 収入にならない 可能性もあるので、SEO対策も頑張った方が良いかと。

PHP7.1モジュール版の設定方法

  • ロリポップにログイン
  • 「 サーバーの管理・設定 」、「 PHP設定 」の順にクリック
  • 変更したいサイトドメインのバージョン選択肢から「 PHP7.1(モジュール版) 」を選択
  • 「 パスワードを再設定する 」をクリック
  • すぐ隣の「 変更 」をクリック

実はロリポップサーバーの設定方法は別記事で詳しく解説していたので、かなりざっくりにしておきました。

ただ、事前にデータベースパスワード形式の変更などが必要な場合も。

設定方法をもっと詳しく確認したい方は下記リンクよりどうぞ。(新しいタブで開きます)

ライトプランからの格上げ、古い契約の場合はPHP7.1モジュール版が表示されない

なお、一部そのままでは設定画面に「 PHP7.1(モジュール版) 」表示されず設定できない場合があります。

  • ライトプランからプランアップした場合。
  • スタンダートプラン、エンタープライズプランでもロリポップがPHP7.1モジュール版に対応する前の契約。

これらの場合、ロリポップの中でもまだPHP7.1に対応していないサーバーにデータを置かれているため、PHP7.1モジュール版が選べないんです。

この場合ロリポップの運営にお願いしてサーバーを移転してもらう必要があります。

といってもコチラでやる作業はほとんどなく、基本的に全部ロリポップ側でやってくれるのでそう難しいことはありません。

コチラも別記事で解説していますので、下記リンクよりご覧ください。

PHP7.1CGI版なら特にサーバー移転無しで選べたので一度試してみたのですが、やはりCGI版は低速。

7.1CGI版でも5.6CGIと大差なかったのでやめました。

まとめ:PHP7.1モジュール版でロリポップサーバー応答速度が高速化

  • ロリポップはサーバー応答速度が弱点。
  • だが、PHPバージョンを7.1モジュール版に設定するとかなり高速化する。
  • 他サーバーへ引っ越すよりも断然簡単なので、一度試してみると良い。

まだPHP7.1モジュール版に切り替えていない方は、なるべく早めに切り替え設定することをオススメします。

どんなにHTMLやCSSを圧縮し画像にロスレフ圧縮をかけキャッシュの設定をしたところで、サーバーが応答するまでは動きすらしないんですから。