【Windows10】パスワード付きzipファイルの作り方 @ Lhaplus
ファイル送付・添付時の会社のルールなど、パスワード付きzipファイルを作らないといけないシーンってありますよね。
久しぶりにやろうと思い、右クリックの送るメニューにあったはずのパスワード付きzipがなく、普通のzipしか作れないことに気づいたって方、多いのでは?
今回はWindows10でパスワード付きzipファイルを作る方法を解説します。
パスワード付きのzipファイルを作れたのはXPまで
パスワード付きzipを作る機能はWindowsXPまでは標準で搭載されており、特にソフトなどを入れずとも作ることができました。
が、WindowsVistaでパスワード付きのzipファイルを作る機能が削除。その後Windows7でもWindows8でもWindows8.1でも再搭載されることはなく、現在のWindows10にいたります。
そのため、現在パスワード付きのzipファイルを作成するには別途ソフトが必要になります。
Lhaplusが便利でオススメ
パスワード付きzipファイルを作るにはフリーソフトのLhaplusがオススメです。(読み方はラプラス)
右クリックから圧縮が可能、解凍展開はダブルクリックと、シンプルで直感的な使い勝手で広く支持されている定番の圧縮&解凍(展開)ソフトです。
lzhなど、zipに限らず多くの圧縮ファイル形式に対応でき、また細かい設定もできる点も魅力。(特に設定しなくても普通に使えます)
ダウンロード&インストールしたら、あとはパスワード付きのzipに入れたいファイルを右クリックして圧縮 → .zip(pass)を選ぶだけ。
Windows XPまでにあったパスワード付きzipファイル作成と同じ手順ですね。
また、Lhaplusを入れると圧縮ファイルの解凍(展開)もzipなど圧縮ファイルをダブルクリックするだけになります。
Lhaplusのダウンロードは下記よりどうぞ。
しかもLhaplus、パスワード解析機能もついておりつけたパスワードが不明な場合にも使えます。(総当たりだからパスワードの桁数次第でめっちゃ時間かかるけど)
パスワード付きzipファイル作成機能はなぜ消えた?
もともとWindowsに標準機能として搭載されていたパスワード付きzipファイルを作る機能をMicrosoftが無くした理由については特にソースがなく、ハッキリした理由は不明。
推測ではありますが、
- パスワード付きのzipファイルをセキュアと勘違いする人が多かったため
- パスワード付きのzipファイルがウィルスの拡散などに悪用されるようになったため(後述)
- ローカル(PC)上のファイルを暗号化する用途ではEFSやBitLockerなどのシステムがある
ためと思われます。
パスワード付きzipファイルはセキュリティ面では微妙どころかむしろ悪用されることが多く、ファイルを暗号化できる手段としてはよりセキュリティ性が高く確実なEFSやBitLockerなどのシステムもある。
そのためMicrosoftはパスワード付きzipファイルはその役割を終えたと判断し、WindowsVista以降はパスワード付きのzipファイル作成機能を搭載しなくなったものと思われます。
メールでパスワード付きzipでを送る意味って……?
仕事でファイルのやり取りをしていると、
- ファイルをパスワード付きzipに格納し、添付したメールを送信
- zipファイルを添付したメールとは別に、パスワードが書かれたメールを送信
って手順で送付される方がいらっしゃいます。
セキュリティ性を高めるため、ファイルを送るときは徹底するよう会社のルールで決まっているとか。
解凍展開に手間もかかるので面倒だからキライって個人的な理由だけでもやめていただきたい。
さらにいえばセキュリティ上ほとんど無意味。むしろzipファイルはトロイの木馬やマルウェア、ウィルスなど悪意のあるプログラムの拡散に悪用される可能性もあります。
なによりホントいちいちパスワード入れて解凍展開するのメンドクサイからやめてくださいお願いします。
まとめ:Windows10 パスワード付きzipファイルの作り方
- WindowsXPよりあとのWindowsでは、パスワード付きzipファイルを作る機能は標準では搭載されていない
- Windows10でもパスワード付きzipファイルは作成できないので、別途圧縮ソフトを用意する必要がある
- シンプルで直感的に使えるフリーソフトLhaplusがオススメ
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