OneDriveの保存場所を変更する方法(Cドライブ→別ドライブも可)【Windows10】

2019年4月5日

Microsoft謹製クラウドストレージOneDrive

Windows10の場合、OneDriveフォルダはデフォルトでCドライブ以下、ユーザーフォルダのなかに生成されます。

しかし、例えばCドライブのほかの場所やDドライブなど別ドライブへ移したい場面もでてきます。

今回はOneDrive上のファイル保存場所をデフォルトのCドライブから任意の場所に変更する方法を解説します。

要約:OneDrive 保存場所変更手順

ざっくりした手順を要約するとこんな感じ。

  • OneDriveアプリとアカウントのリンクを解除
  • OneDriveフォルダを新しい保存場所へ移動
  • OneDriveアプリでアカウントに再リンク
  • セットアップの段階で「 場所の変更 」をクリック
  • 新しい場所に移動させたOnedriveフォルダを指定
  • OneDriveのセットアップを終了させる

OneDriveの設定画面からいけそうな気もしますが、保存場所の設定項目はありません。また、OneDriveフォルダはコピーはできても移動や切り取りができません。

一度リンクを解除してから再設定する形。GoogleDriveの保存場所を変えるときとちょっと似ています。GoogleDriveは一度アプリごとインストールし直しだったかな。

なお、やり方も簡単で実際にやる作業量も大したことありませんが、OneDrive上で使っている容量によってはファイルの移動や再同期などで放置時間が必要です。時間に余裕があるときにどうぞ。

一度ログインし直す必要があるため、Onedriveで使っているアカウントとパスワードがわからないと再ログインできなくなってしまいます。

(アカウントは大抵Microsoftが発行する@outlook.jpか@outlook.comのメールアドレス)

アカウントリンクを解除をしたのにパスワードがわからないと、パスワード問題が解決するまでOneDriveにログインできず、ファイルの同期がとれなくなります。

パスワードを憶えていない方や記憶が怪しい方は念のため先にパスワードをリセットしておくなど、きちんと把握してから作業することをオススメします。

OneDrive保存場所の替え方

要約手順だけで行ける猛者もいらっしゃるかとは思いますが、以下画像つきで解説。

特にセットアップ段階での「 場所の変更 」を見逃すと厄介。表示も小さいのでご注意ください。

手順1:OneDriveアプリの設定画面へ

まずOneDriveアプリの設定画面へ。

まずOneDriveアプリからアカウントのリンクを解除します。

OneDriveアプリにログインしている状態ではOneDriveの保存場所を変えることも、フォルダの移動も不可能できないため。

デフォルトでは画面右下にあるタスクバー上のOneDriveアプリのアイコンからその他(・・・)→ 設定をクリック。

(OneDriveアプリのアイコンが見当たらない場合は ^ マークのなかにあるはず)

手順2:OneDriveとPCのリンク解除

設定画面でPCとのリンクを解除

アカウントタブへ移動し、「 このPCのリンク解除 」をクリック。

続いて「 このPC上のアカウントのリンクを解除しますか? 」などと確認が出たら「 アカウントのリンク解除 」をクリックしてください。

OneDriveの初期設定画面が表示されるが放置。

しばらく時間がかかりますが、解除されると上記のOneDriveの初期設定画面が表示されます。まだほかにやることがあるので一旦放置

なお、リンクを解除したあとのOneDriveフォルダはクラウドストレージとして機能せず同期がされません。ほかのPCとの競合などを避けるためファイルの変更など作業はしない方が無難。

手順3:OneDriveフォルダを移動

切り取り → ペースト or 移動先機能で既存のOneDriveフォルダを移動させる。

OneDriveのリンク解除が終わったらアプリの方は一旦おいて、既存のOneDriveフォルダを新しい保存先に移動させます。

既存のOneDriveフォルダはデフォルトなら下記の場所にあるはず。

  • C:\Users\[ユーザー名]

Cドライブ内の別の場所でもDドライブでもEドライブでも好きな場所に移動してください。ローカルに保存しているファイルが多いと時間がかかるかも。大人しく待ちましょう。

移動は切り取り → ペーストでもいいし、シングルクリックで選択したあとエクスプローラー上部、ホームタブ内にある「 移動先 」で移動させてもオッケー。

(移動でなくコピペでもいいですが、保存先の移行後も手動で削除するまでCドライブ上に古いファイルがそのまま残り続けます)

手順4:OneDriveに再サインイン

続いてOneDriveアプリに再ログインします。

移動が終わったらさきほど放置したOneDriveの設定画面を開きます。

入力欄にアカウントのメールアドレスを入力しサインインをクリック。

続いてパスワードも入力しサインインをクリック

このあと保存先設定を変更する重要な手順があります。

ポチポチと適当に次へをクリックしないよう注意。

手順5:【重要】場所の変更をクリック

次へは押さず場所の変更をクリック!

ここが重要。

「 OneDriveフォルダです 」の画面が表示されたら次へは押さず「 場所の変更 」をクリックしてください。

そして新しい保存場所として移動したOneDriveフォルダを指定

新しい保存場所を設定した。

あとは次へをクリックして設定を完了させてください。

これにて保存場所の移動&OneDriveの再設定が完了。OneDriveでファイルの確認など同期が開始されます。

まれに新しい保存場所へ移動したOneDriveフォルダがなぜかもともとの場所にも残ってしまうことがあります。

念のため新しい保存場所での同期に問題がないか確認し、問題なければ削除して大丈夫。

まとめ:Onedriveの保存場所をデフォルト(Cドライブ)から移動させる方法

  • OneDriveはデフォルトでCドライブ上にあるが、Cドライブ上のほかの場所やCドライブへの移動も可能。
  • 一度OneDriveとPCのリンクを解除し、フォルダを新しい保存場所へ移す。
  • OneDriveとPCを再度リンクする再設定の途中で保存場所を設定する。

長らくCドライブ SSD128GBで / Dドライブ ハードディスク2TBという構成のPCを使っていたところ、Cドライブがいっぱいになってしまい。

Onedriveはローカルに保存するファイルやフォルダを選べるdropboxのスマートシンク的な機能があるのでそれでしのいできましたが、せっかくクラウドストレージなのに全くスマートじゃない。

それでデフォルトのCドライブからDドライブへ移動。似たような悩みをお持ちのみなさんのご参考になれば幸いです。