【Photoshop CC】3時間かかる単純作業を3分に短縮するアクション機能の使い方
Photoshopで仕事をしていると、同じ手順だけれど手数の多い作業を繰り返すことって結構出てきますよね。毎回同じ作業を繰り返すのはなんともスマートじゃありません。
実はPhotoshopのアクション機能を使えば、同じ作業を簡略化して作業時間を短縮することができます。
ひたすら画像の書き出し → 保存 → 閉じる みたいな単純作業から、物撮り写真を影付きで白抜きする複雑な作業までさまざまな作業を自動化可能なのです。
Excelやってる方ならでいうマクロの記録のような機能といえばわかりやすいでしょう。何回も繰り返すような作業はアクションに登録しちゃっちゃと終わらせてしまいましょう。
アクション機能の使い方
Photoshopのアクション機能の使い方は登録したい手順を実際に作業して録画し、あとで再生する流れです。
以下、具体的な方法を画像付きで解説します。
なお、Photoshop画面上でアクションタブが見当たらない場合は非表示になっているので、Photoshopのウィンドウメニューから「 アクション 」をクリックして表示させておいてください。(Windows版なら Alt + F9 )
新規アクショングループを作成
アクションとして作業手順を登録するには、まずアクションタブにあるフォルダマークをクリックしてアクションセットを作成します。
アクションセットは複数のアクションを分類してまとめておけるグループです。
例えば私は「 書き出し 」アクションセット内に、256色のPNG-8、126色のPNG-8、画質100 JPG etc……といった具合で入れて管理しています。そのほかの処理も似たもの同士でまとめて管理。
アクションセットの名前はあとで変更できますし、好きにつけましょう。
新規アクションを作成
「 新規アクションを作成 」をクリックし、先ほど作成したアクションセット内に新規アクションを作成します。
クリック後、名前をつけるダイアログが出るのでアクションの名前をつけましょう。
後述するショートカットキーもファンクションキーに設定できます。
アクション録画ボタンをクリックし、登録したい手順を作業
アクションが作成されると同時に、アクションの記録が有効になり赤く表示が変わります。
これによって録画するイメージですべての作業が手順として記録されていきます。準備がまだでしたら■の停止ボタン(再生 / 記録を停止)をクリックして止めましょう。
アクションの手順登録中でも、好きなタイミングで■ボタンで止めることが可能。間違えた場合、特定の手順だけを削除することもできます。
もう一度●ボタン(記録開始)をクリックで記録が再開されます。
記録停止後、再生ボタンをクリックで呼び出せる
繰り返したい手順を完了したら■ボタンで録画を停止してアクションの完成です。
あとはその処理を繰り返したいタイミングでアクションを選択し、再生ボタンの▶(選択項目を再生)ボタンをクリックするだけ。
画像書き出しといったシンプルな処理から、手順が10を超えるような長い処理も登録可能で、再生ボタンをクリックするだけで処理がなされます。
なんて便利なんだ。
ショートカットキーも設定可能
登録したアクションにはショートカットキーを設定することも可能です。
普段からよく使うアクションにはショートカットキーを割り当て、作業を効率化しましょう。
新規アクションを作成をクリックした際に出てくるダイアログでアクションの名前を決めるテキストボックスの下にあるので、こちらで設定します。
バッチ機能と組み合わせると放置で終わる
Photoshopのアクション機能をバッチ機能と組み合わせれば大量の画像に同じ操作・アクションを適用して一括処理することが可能です。
私がよく使うのは開いた複数のPSDファイルをJPGやPNGに書き出したり、特定のフォルダに入っている画像すべてに中央ガイドを入れるとか。
処理が終わったファイルは保存して閉じる、なんてことも可能です。(閉じるといった作業はアクション側で制御することも可能)
バッチ機能で探しやすいようにするためにも、アクション登録をするときにアクショングループをちゃんと整理しておくことをオススメします。
まとめ:Photoshop アクション機能の使い方
アクション機能、ジョジョ5部のスタンド ムーディーブルースみたいですよね。
実際非常に便利で、使い方がわかっているとかなりの時短になります。
Photoshop作業のおともに、ぜひ覚えてあなたも立派なアバッキオになりましょう。(大事なのは過程じゃなくて処理した結果ですけどね)
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