Googleは大損? 検索画面の「I’m Feeling Lucky」とは?
みなさん、Googleの「 I’m Feeling Lucky 」ってご存じです?
絶対見たことはあるはずなのに、使ったことある人はびっくりするほど少ない面白機能なんですが……
最近はブラウザアプリのURLバーから直接Google検索できるのでGoogleの検索ページってほとんど行かないし、使ったことない人多いと思います。
Google検索ページの「 I’m Feeilng Lucky 」
見ていただければ「 あー! そういえばあるね! 」と思っていただけるはず。でも、クリックするとどうなるか、どんな機能かは知らない方がほとんど。
実はI’m Feeilng Lucky、検索窓に入力したキーワードで検索順位が一番目のページをワンクリックで開く機能です。
本来Googleで検索を行えば検索ワードに関連するページが一覧で表示されるところですが、そこをすっ飛ばしていきなり検索順位1位のページへ飛ぶことができます。
Googleの検索精度は年々上がっているとはいえ、必ずしも目当ての情報が載ったサイトにたどり着けるとは限らない。
半分は運任せなお遊び機能です。
I’m Feeling LuckyでGoogleは大損してる
Googleによれば実際にI’m Feeling Luckyをクリックする人は約1%程度とのこと。あれだけ堂々と検索ボタンの真横にある割には少ないような。
実はこのI’m Feeling LuckyでGoogleは大損をしています。もとよりGoogleの主な収入源は広告収入。
I’m Feeling Luckyを使われるとGoogle検索一覧ページをすっ飛ばしていくので、ユーザーに検索一覧画面で広告を表示させられなくなってしまうのです。
あまりその辺りのデータは公開されていないようで古いデータですが、2007年時点で年間 約160億円(110M USドル)の損を出していたそう。
しかしGoogleとしては損を出していてもI’m Feeling Lucky機能を削除する気はないらしく、現状においても普通に存在しています。
そういう遊び心、さすがですGoogleさん。
まとめ:Google検索画面の「I’m Feeling Lucky」機能とは
- Google検索画面の「I’m Feeling Lucky」は、その検索ワードで検索順位1位のページに直で飛ぶ機能。
- 検索後の一覧ページをすっ飛ばすことができる。
- 2007年時点で約1%のユーザーが利用しており、検索後の広告が収入源のGoogleとしては大損。
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